ピアノ万葉集プロジェクトについて
デジタル技術がものすごいスピードで進化し続けています。ピアノ録音って素人にはとても難しく、基本的には無理な技術でした。それがどうしたものでしょうか。ぼーっとさぼっている間に、ハード楽器はどんどんとすたれていき、ソフトアプリの時代になりました。最高のものはソフトから来るのです。それで騙されたと思って購入した数万円のピアノ音源ソフトが、これはどうした、ものすごいものでした。最上の音質です。おまけに音空間の素晴らしさ。これが数万円で手に入るというものすごい世の中になりました。まずこれに感謝。
そして、ある時に、至上至福の音設定にめぐり逢い、もうこれしかない!と決めました。
この至上の音設定で万葉集と同じ4536曲のピアノ短歌を創り、世界中の人たちに聴いて頂きたいと考え、「ピアノ万葉集:Piano Ten Thousand Leaves」プロジェクトを開始しました。
なぜ万葉集かと言えば、詳細は全く知らないのだけど、万葉集って古代の歌集なのに、ラブソング集なのだからです。日本の黎明期に生まれた青春の文学と言われるだけあって、本当にラブソング満載で、おちゃめですごいという感動があったからです。
ちなみに中でも一番好きなのは、皆様と同じで額田王さまの「あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る」です。
1400年も前なのに、このどきどき感、躍動感が素晴らしく、その映像が目に浮かびます。こんなんありですかぁ..パワーありすぎ..
この時空を超えるパワーに見習いたいということでこの無謀なプロジェクトを始めました。
2014年2月2日のTayutauから始めて、2015年9月4日にようやく627曲(13.8%)になったところです。
予定通り行けば2026年に4536曲が揃う予定です。
なぜ短歌かと言えば、長いものは創ることができないし、天から降りてきたそのままの形だけが素敵だからと感じているからです。
これ、わからないのは、ある日突然、曲が降りてこない可能性があるわけで、現在はだいだい3割程度は創っても捨てていますが、この廃棄率が上がるととても毎日はできなくなる訳で、これが心配ですが頑張ります。
これまでで少しわかったことは、やはり毎日を前向きにポジティブにわくわくしながら生きることが大事だということです。
目標達成に向けて精進して頑張りたいと思います。
2015年9月4日